4日午前、東北新幹線と北陸新幹線で起きた停電の原因は、福島県沖にある海底地震計のメンテナンス作業で、JRのシステム接続ミスで、実際には起きていない地震を感知したためと分かりました。
4日午前9時38分頃、東北新幹線の東京からいわて沼宮内駅の間と、上越新幹線の大宮から熊谷駅の間で停電が発生しました。このため、東北新幹線は、東京から新青森駅の間、上越・北陸新幹線は大宮から高崎駅のいずれも上下線で、約20分間運転を見合わせました。
JR東日本によりますと、この停電の原因は、4日午前に、国の防災科学技術研究所が、緊急地震速報などに使われる福島県沖にある海底地震計のメンテナンス作業を行っている際に、本来、JRがJR側のシステムをこの海底地震計システムから切り離さなければならなかったにもかかわらず、切り離さなかったため、誤って地震が起きたと感知したためと分かりました。
この停電で、東北新幹線などの上下線合わせて32本で最大30分の遅れが出ましたが、現在は、ほぼ平常運転に戻っています。














