エンゼルスのペリー・ミナシアンGMが日本時間4日に会見を開き、フリーエイジェント(FA)の大谷翔平(29)について「翔平は傑出した3年間を過ごし、そんな日々を見られたのは光栄」、「我々は翔平の事が好きです」などと語り残留を熱望した。

また球団は前日、フィル・ネビン監督(52)の今季限りでの退任を発表。これについてミナシアンGMは「フィル(ネビン)は素晴らしい人物だった。十分な勝利を得られなかったが、それはスポーツでは起こる事。だからといって、彼に全ての責任がある訳ではなく、全員の責任」と擁護。「今年は簡単な年ではなく、うまくいかない事が多かった。球団にとってこれが最善の結論」と話した。

7月までプレーオフ進出争いを続けていたエンゼルスは、8月は9勝18敗、9月は8勝17敗と終盤の2か月で大失速。最終的には73勝89敗でア・リーグ西地区4位、8シーズン連続での負け越しとなり、タイガースと並ぶメジャーワーストの、9シーズン連続でプレーオフ進出を逃した。

ネビン監督は、3塁コーチとして2022年にエンゼルスに入団。同年6月に監督代行として、エンゼルスを指揮すると、2023年に正式に監督に就任。通算成績は119勝149敗で勝率0.444。今季は大谷を開幕投手に起用するなど、大谷の二刀流を擁護してきた。