台風14号「コイヌ」が、9月30日(土)午前3時にフィリピンの東で発生しました。【予想進路図】

 きょう10月3日(火)午後3時現在、台風14号は沖縄の南にあり、「大型」で「非常に強い」勢力のまま、1時間におよそ10キロの速さで北西方向に進んでいます。

 中心付近の気圧は940hPa、中心付近の最大風速は45m/s、最大瞬間風速は65m/sで、中心から165km以内では風速25m/s以上の暴風が、560km以内では風速15m/s以上の強い風が吹いています。

 このあとも台風14号は西北西へ進み、あす4日(水)にかけて先島諸島に接近する見込みです。

 先島諸島ではきょう3日(火)から大しけとなり、非常に強い風が吹く見込みで、5日(木)頃にかけてうねりを伴う高波に警戒し、4日頃にかけて強風にも十分な注意が必要です。

 なお、台風の進路等によっては、先島諸島では4日(水)に暴風となるおそれもあります。

 また、沖縄地方では台風周辺の湿った空気の影響で、4日(水)にかけて発達した積乱雲の下での落雷や竜巻などの激しい突風、急な強い雨に十分注意してください。

 八重山地方では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水にも十分な注意が必要です。

 なお、台風の進路等によっては、4日(水)にかけて警報級の大雨となるおそれもあります。

 台風14号は、5日(木)以降も台湾付近を西北西方向に進み、8日(日)午後3時に華南で熱帯低気圧に変わる見込みです。

 今の所、台風14号の北海道への直接の影響はない見込みですが、北海道では別の低気圧の影響で、今週後半は荒れた天気となる可能性があります。

 5日(木)から6日(金)にかけて、低気圧が発達しながら北海道付近に接近、通過する影響で、北海道では広く雨が降り、大雨や暴風、高波となるおそれがあります。

 今後も気象情報には十分にお気を付けください。

◇HBCウェザーセンター:星井さき