長野県豊丘村の道の駅に9月、あるレストランがオープンしました。
地元の農家から仕入れた野菜や果物を使った料理を、ビュッフェ形式で提供しています。
村の農業を守っていきたいというレストランの取り組みを取材しました。


テーブルに並べられた色とりどりの料理。

豊丘村の道の駅に9月27日にオープンしたレストラン「ベジフルキッチン」です。


その日に地元で採れたばかりの新鮮な野菜や果物を使った料理を、ビュッフェ形式で提供していて、50種類以上のメニューを、90分まで2000円で味わうことができます。

子ども:
「(おいしい人?)はーい」


客:
「思ったよりも種類があって満足感がある。子どもたちを連れてきても安心して食べられるし、また来たい」

使う食材は、農家が直接持ち込んで来ます。

登録している農家は、村内を中心におよそ60軒。

専業だけでなく、兼業の人や家庭菜園ぐらいの規模で育てている人もいます。

農家:
「農家の人たちの励みにもなる。お客さんがよろこんでもらえるものを作るということが大事だと思う」

店を運営しているのは、村の観光協会。

地元の農作物にこだわるのは、農家の経営を支えるためです。


レストランを運営 長谷川雅(はせがわまさし)さん:
「(この地域は)農地が小さい。なかなか野菜を作っても売るほどの量を作れない。そこを解消できるように直接野菜を作った皆さんが自家用だけで消費していたものを皆さんに提供いただける場所になればと思ってビュッフェスタイルのレストランにした」