宮崎県美郷町は、町が発注する公共工事で、入札資格のない業者に、誤って工事を発注していたことを明らかにしました。

1500万円以上の公共工事の場合、入札に参加する業者は、経営状況や技術的な能力などについて「経営事項審査」を受け、必要な書類を市町村に提出することになっています。

美郷町では、この経営事項審査を受けていない町内の建築業者を誤って指名名簿に登載。

本来であれば入札資格のない業者が、2018年から去年までに町から10件の指名を受け、このうち3件で総額7千200万円余りを落札していました。

指名名簿の登載ミスは、外部からの指摘で発覚していて、町では、今後、受け付け様式を改善し複数の職員で申請をダブルチェックすることにしています。

3件の施工については問題は確認されておらず、指名審査会長の藤本副町長は、「再発防止と法令順守を徹底していきたい」とコメントしています。