福島第一原発の処理水放出を受け宮城県内の事業者を対象とした損害賠償に関する説明会が10月27日から順次始まることになりました。

村井嘉浩宮城県知事:
「処理水の海洋放出で影響を受けた県内事業者を支援してまいります」

これは、2日の定例会見で村井知事が明らかにしたもので、最初の説明会は10月27日に仙台市青葉区の仙台合同庁舎で開催されます。ALPS処理水の海洋放出に伴い、損害を受けた漁業や農業、宿泊業などの事業者を対象に東京電力の担当者が、損害賠償の内容や請求方法について説明します。また、会場では弁護士や東京電力の担当者に個別に相談できるブースも設けるということです。説明会は、10月27日から11月22日までの間に県内5つの地域でそれぞれ1回開催される予定です。

村井知事は「賠償の対象になるのかどうか不安に感じている事業者にも参加してほしい」と呼びかけていて今後、説明会の回数を増やすことも検討しているということです。