■第19回アジア競技大会中国 杭州(2日、大会9日目)

陸上の男子200mで上山紘輝(24、住友電工)が20秒60(-0.2m)で金メダルを獲得。前回(ジャカルタ)大会の小池祐貴に続く、日本勢2大会連続の金メダルとなった。宇野勝翔(22、順天堂大)は21秒07(-0.2m)で8位だった。

コーナーを抜け2番手辺りにつけていた4レーンの上山は、最後の直線で6レーンのA.A.ムハンマド(26、サウジアラビア)との一騎打ちに。わずか0秒03差で競り勝ちレースを制した。2レーンの宇野は、21秒07で8位だった。

アジア大会では高野進、伊東浩司、末續慎吾、小池祐貴に続く200m王者となった上山は「狙っていたとこでもあるし、最後ギリギリの差でしたけど、競り勝ててよかったです」と安堵の表情でレースを振り返った。

3日に控える4×100mリレーの決勝については「この勢いのまましっかり日本チームとして、もう1個金メダル持って帰れるように頑張ります」と意気込んだ。

鵜澤飛羽(20、筑波大)に代わる形で追加招集され急遽出場が決まった宇野は、「今季はもう終わりですけど、来年と再来年に向けていい経験になった。こんなワクワクしたレースは初めてで、とても楽しかったです」と笑顔を見せた。リレーに向けて「しっかり金メダルを持って帰れるように、自分自身もベストパフォーマンスを尽くせるようにつとめていきたいです」と強く語った。

【男子200m結果】
金 上山紘輝(日本)20秒60
銀 A.A.ムハンマド(サウジアラビア)20秒63
銅 楊 俊瀚(チャイニーズ・タイペイ)20秒74