岸田総理は先週、新たな経済対策の柱立てを関係閣僚に指示しましたが、岸田総理の経済対策について、63%の人が「期待しない」と答えたことが最新のJNNの世論調査でわかりました。
岸田内閣を支持できるという人は前回の調査から0.9ポイント上昇し、39.6%でした。一方、支持できないという人は0.3ポイント下落し、57.8%でした。
岸田総理は先月、内閣改造を行いましたが、内閣の顔ぶれを見て今回の人事を評価するかどうか聞いたところ、「評価する」が21%、「評価しない」が52%でした。
また、54人いる副大臣と政務官に女性の起用がなかったことについては、▼「大いに」と「ある程度」をあわせて49%の人が「問題だ」と答え、▼「あまり」と「全く」をあわせて48%の人が「問題ではない」と答えました。
一方、岸田総理が2014年に「政治とカネ」の問題で大臣を辞任した小渕優子氏を自民党の選挙対策委員長に起用したことについては、57%の人が「評価しない」と答えました。
次に岸田総理の経済対策について、▼「期待する」と答えた人は「大いに」と「ある程度」をあわせて35%、▼「期待しない」と答えた人は「あまり」と「全く」をあわせて63%でした。
いわゆる「年収の壁」の対応策について、政府は労働者の手取り収入が減少しないよう、手取り額の減少分を手当で補填するなどした事業主に対して、労働者1人あたり最大50万円を支援すると発表しました。こうした対策により、いわゆる「働き控え」が解消するか聞いたところ、「解消しない」と答えた人が71%にのぼりました。
続いて、再来年開催予定の大阪・関西万博について。会場建設費が、資材価格や人件費の高騰などから当初の予定していた予算のおよそ1.8倍になる2300億円程度を見積もっていますが、これに「納得する」が23%、「納得しない」が64%でした。
きのうから始まった消費税の「インボイス」制度について導入への賛否を聞いたところ、「賛成」が26%、「反対」が49%でした。
各党の支持率はご覧のとおりです。
【政党支持率】
自民 31.6%(0.8↓) 立憲 5.1%(0.2↑)
維新 5.5%(0.6↓) 公明 2.4%(0.4↓)
国民 1.4%(0.1↑) 共産 2.7%(0.5↑)
れいわ 1.2%(0.2↑) 社民 0.3%(0.2↓)
女子 0.0%(0.1↓) 参政 0.7%(0.7↓)
その他 1.3%(0.8↑) 支持なし 45.7%(2.3↑)
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット 「嘘だと思われる」直撃したユーチューバーを取材 見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









