長崎市諏訪神社の秋の大祭、長崎くんちの始まりを告げる事始神事(ことはじめしんじ)と、神輿守町の清祓いが1日諏訪神社で行われました。
長崎くんちの前日(まえび)まであと6日です。


くんちの一連の行事の始まりを告げる事始神事が1日朝、執り行われ、演し物を奉納する6つの踊町やくんち全般のお世話をする年番町の役員が参列。
4年ぶりに復活する奉納踊りの成功を祈願しました。

また、諏訪・住吉・森崎の3つのご神体を担ぐ ことしの神輿守町・十善寺地区の総勢100人以上が清祓いを受けました。

約500キロの神輿を担ぎ、諏訪神社から、お旅所を往復する渡御(お下り)と還御(お上り)も4年ぶりです。

十善寺地区の総宰領の柿田修也さんは
「3年間の取り止めで白紙に近い状態から再び体制などを作り直し、担ぎ手も集め直した。一時、断念しかけたが、やってくれると信じています」と話していました。

また清祓いを受けた担ぎ手・初参加という男性は
「けがのないよう集中しながら稽古してきた。見る人にも感動を与えられるよう一致団結して頑張りたい」と意気込みを語っていました。


長崎くんちの前日は7日です。
諏訪神社では事始神事と神輿守町の清祓いを終え、くんちムードが一層高っていました。