■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間29日、大会6日目)

陸上競技が初日を迎え、男子100m予選に桐生祥秀(27、日本生命)が登場し、10秒27(-0.2m)の組2着で準決勝進出を決めた。さらに前回のジャカルタ大会は200ⅿで金メダルを獲得した小池祐貴(28、住友電工)も10秒27(-0.2)をマークし、組1着で順当に予選を突破した。

桐生は予選1組の4レーン。5月の木南記念では自身5番目の好タイムとなる10秒03(+0.7)をマークし、今大会は表彰台に挑む。レースは後半上位4人の選手がほぼ横一線でゴールに向かうも、桐生は10秒27の組2着でフィニッシュし、準決勝進出を決めた。

レース後、準決勝に向けて「予選よりトップスピードを上げて勝負したいと思います」と意気込んだ。

2組に登場した小池は8レーン。スタートで少し出遅れたが、中盤以降に加速して1着でゴール。タイムは桐生と同じく10秒27。「(状態は)いいと思います。記録に関しては環境によるものもあるので、自分の中での100点満点を出せればなと思います」とレース後に話した。

男子100mは14年の仁川大会で高瀬慧が銅メダル。前回18年ジャカルタ大会では、山縣亮太(31)が10秒00で銅メダルを獲得した。日本勢3大会連続の表彰台に向け、30日に準決勝、決勝が行われる。