■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間29日、大会6日目)

バドミントン男子団体の準々決勝が行われ日本は香港に3ー1で逆転勝ちし、準決勝進出を決めた。3位決定戦がないため2大会連続のメダル確定となった。

第1試合はシングルスのエース、世界ランキング3位の奈良岡功大(22、FWD グループホールディングスリミテッド)が今大会初めて試合に臨んだ。コンディション不良が心配された奈良岡は第1ゲームを15-21で落とし、同ランク17位の李 卓耀(27)に先制される。第2ゲームは序盤でリードされるも終盤に追いつき22-20とゲームカウントを1‐1とし、ファイナルゲームへ。しかし、李に先攻されそのまま11-21で香港に1勝を許した。

第2試合はダブルスのエース、世界ランク6位の保木卓朗(28、トナミ運輸)/小林優吾(28、トナミ運輸)ペアが1回戦に続いて登場。第1ゲームを21-11、21-13と圧勝し、33分で試合を決めた。これで日本は1勝1敗。

第3試合は1回戦で日本のトップバッターを務め、勢いをつけた世界ランク12位の西本拳太(29、ジェイテクト)。過去6勝3敗と有利な相手、伍 家朗(29)に21-17で先制すると、第2ゲームは一転、12-21で奪われ最終ゲームに持ち込まれた。最終ゲームは中盤まで競り合い、1時間20分の激戦を21-16で制した。日本は2勝1敗で2大会連続のメダルにあと1勝とした。

第4試合は今大会初めての登場となる古賀輝(29、東日本電信電話)と齋藤太一(30、東日本電信電話)のダブルスペア。第1ゲームを21-17で奪うと、第2ゲームも21-15のストレート勝ちで日本は準決勝進出をきめた。3位決定戦がないため日本は銅メダル以上を確定させた。

次戦は日本時間30日、午後6時から地元・中国と準決勝を行う。女子も同日、午前10時に準決勝で中国と対戦する。