石川県内では海外からも観光需要の高まりをみせています。小松空港のソウル便再開に続き、29日は能登空港に4年半ぶりとなる台北からのチャーター便が降り立ち、地元温泉旅館のスタッフらが訪日観光客を出迎えました。

4年半ぶりに台北からのインバウンドチャーター便が到着した能登空港。到着ロビーでは「能登へようこそ」と書かれた横断幕を前に、和倉温泉の老舗旅館「加賀屋」のスタッフやマスコットキャラクターの「ひゃくまんさん」が、台湾からの観光客151人を歓迎しました。新型コロナの影響で途絶えていたチャーター便の復活に旅館関係者の喜びもひとしおです。
加賀屋従業員
「待ってましたって感じですね。嬉しいですね。会えるのが」
今回のツアーは4泊5日の日程で行われ、石川県内だけでなく富山や長野を巡るコースのほか、来月は珠洲市で開催されている奥能登国際芸術祭もツアーに組み込まれているということです。
台湾からの旅行客
「何回も石川県に遊びに来ていますが、それでも兼六園や21世紀美術館や加賀屋が楽しみです。この4年間どこにも出られず、すごい期待していて(コロナ)解禁後、初めての海外旅行はこの能登空港です」
チャーター便は10月も3便が予定されていて、合わせておよそ600人の訪日観光客が訪れる予定です。