厚生労働省は、「マイナ保険証」を使ったときに医療費の負担割合が誤って表示されたケースが5695件確認されたと明らかにしました。

70歳以上の患者が「マイナ保険証」を使ったときに窓口での医療費の負担割合が誤って表示されるケースが相次いだことを受け、厚労省が調査を行っていました。

すべての医療保険を運営する団体を調査した結果、5695件の誤表示が確認されたと、厚労省がきょう行われた社会保障審議会の部会で報告しました。

このうち、およそ7割については運営団体が事務処理を間違えたことが原因だとしました。

今月中には患者が運営団体に対して窓口負担割合について相談ができる体制を作るとしています。