■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間28日、濱江体育館)
バドミントン競技が始まり男子 団体の1回戦が行われ、日本はシンガポールに3ー0で勝利、準々決勝に進出した。前回2018年ジャカルタ大会は銅メダル、金メダルは1958年の東京大会以来65年、遠ざかっている。
第1試合はシングルス世界ランク12位の西本拳太(29、ジェイテクト)が元世界王者のシンガポールのエースK.Y.ロー(26、同ランク9位)に挑んだ。第1ゲーム、西本は序盤でリードされるも中盤に逆転、しかし競りながら徐々にローに再逆転され17‐21でこのゲームを落とす。第2ゲームは先に11点を奪い西本の有利な展開となる。ローも持ち味のフットワークで粘るも西本が逃げ切り21‐14でファイナルゲームへ。そのままの流れで、試合を進めた西本が11-6とリード。わずか9点しか与えず、21-9で勝利、日本の白星スタートに貢献した。
第2試合はダブルスのエース、世界ランク6位の保木卓朗(28、トナミ運輸)/小林優吾(28、トナミ運輸)ペアが登場。一方、シンガポールは同ランク82位のK.H.ロー(28)/A.J.L.クウェク(24)。第1ゲーム、保木の緩急を織り交ぜたショットや小林の強烈なスマッシュで終始リードし、21-10で先取する。第2ゲームは序盤でリードするも、詰め寄られる展開に。それでも抜群のコンビネーションで連続ポイントを奪い21-10のストレート勝利、日本が2勝目を挙げた。
第3試合のシングルスは常山幹太(27、トナミ運輸)がJ.H.テ(23)との初対戦。常山は序盤リードを許すも、意表を突くショットで逆転し21‐16で奪う。第2ゲームは終始リードの展開も終盤に追い上げられた。しかし粘るテを振り切り26-24で制し、日本が3連勝。日本は29日に行われる準々決勝進出を決めた。
※写真は左から小林選手、保木選手
第1試合(シングルス) 西本 2‐1 K.Y.ロー
第2試合(ダブルス) 保木/小林 2‐0 ロー/クウェク
第3試合(シングルス) 常山 2‐0 J.H.テ