宗教だとわかっていれば、断っていた…

国対ヒアリングでは、立憲民主党など野党の国会議員や文化庁の職員、旧統一教会問題に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏らを前に女性が証言しました。

元信者の女性:「ひどい良心の呵責と罪悪感を覚えましたが、家庭が幸せになるためには先祖の因縁を解決しなければならないとそれまでいわれ続けてきたので、そうするしかないと思って、その婦人部長の誤った指図に従うしかありませんでした」「私が息子のお金に無断で手をつけたことで息子には本当に申し訳ないことをしたと思っています。脱会後には正直に話し謝りました」「文化庁には統一教会の解散命令請求を行ってほしいと心から思っています」

ヒアリングでは、この女性と同じ時期に同じ教会に通っていたもう一人の元信者の女性も証言しました。

この女性は、物品の購入や献金などで夫に黙って1700万円以上使ったといいます。

もう1人の県内在住の元信者の女性(70代):「ある日、統一教会だと名乗らない女性が訪問してきて、何か悩み事、心配事はないですかと聞かれて」「家庭が幸せになる良い話がある”とか、"他の方でも子どもが結婚された方がいる”などと言われ誘われました」「講義を受けてその教えを信じて140万円もの献金をささげたあとに、初めてそこが統一教会であることを知らされました。もし宗教の勧誘だとわかっていれば最初から断っていたはずです」「統一教会の解散命令請求を速やかに行ってくれることを強く願っています」