東京商工リサーチ新潟支店によりますと、新潟県長岡市三ツ郷屋でペットショップを経営している『三浦ペット』が、19日に新潟地裁長岡支部から破産開始決定を受けました。負債総額はおよそ3100万円だということです。
新型コロナウイルス関連での破綻は県内で113番目です。
「三浦ペット」は関越自動車道長岡IC近くにある「西長岡ぷら~ざ」内で、ペットホテルやトリミング美容室も併設するペットショップ『ミウラペット』を営業し、子犬や子猫を主力にペットフードやペット用品などを販売していました。
年商は5000~6000万円台で推移していましたが、全国でチェーン展開するペットショップやホームセンターとの競合が強まり、客足は減少傾向になっていました。
新型コロナウイルス感染拡大後はいわゆる“巣ごもり需要”で犬の販売は伸びたものの、ネット販売に顧客が流出するなどマイナス要因もあり、2022年10月期の売上高は3800万円に落ち込んでいました。
また、最近ではリピーター中心の営業をしていましたが、犬の仕入価格も高騰し収益を圧迫していました。「三浦ペット」は値上げなどの対応はしていたものの経営は好転せずに6月20日でペットショップの「ミウラペット」を閉店し事業継続を断念しました。
なお、新潟県内における新型コロナウイルス関連の破綻は113件目となります。