■アジア大会中国・杭州5日目(28日・拱墅運河スポーツパーク体育館)

卓球競技は混合ダブルスの準々決勝が行われ、世界選手権2大会連続銀メダリストの張本智和(20、智和企画)・早田ひな(23、日本生命)ペアが、中国の林高遠(28)・王芸迪(26)と対戦し1-3で敗れた。

3位決定戦が行われないため、勝てば14年仁川大会で銅メダルの岸川聖也・福原愛ペア以来のメダルが確定したが、日本勢2大会ぶりのメダルには届かなかった。

午前中に行われた3回戦で香港ペアに苦戦するも3-2で下し、8強入りを果たした張本・早田ペア。ともにシングルスを挟んでこの日3戦目となった。

準々決勝は9月のアジア選手権(準々決勝)で0-3とストレート負けを喫した因縁の相手。第1ゲームは、立ち上がり相手の攻めに7連続ポイントと離され6-11。だが第2ゲームでは張本・早田が相手に先に強く打たせない展開や回転のかかったボールで崩すなど、徐々に攻めのリズムを掴み11-7と取り返した。

勝負の第3ゲーム。出足から張本・早田が攻めに転じ3連続ポイント連取したが、林・王が粘って9-9の同点。ここで林が早田に対して強烈な回転がかかったYGサービスで2連続ポイントを取り9-11とあとがなくなった。

第4ゲームは先に林・王に3連続ポイントを取られ、張本・早田がタイムをとる。ここから流れを変えたい所だったが、アジア選手権のリベンジとはならず、準々決勝で敗退となった。

【卓球競技・日本代表28日の結果】

■混合ダブルス
戸上隼輔/木原美悠(3回戦)1-3〇 イム ジョンフン/シン ユビン(韓国)
張本智和/早田ひな(3回戦)〇3-2 何鈞傑/李皓晴(香港)
張本智和/早田ひな(準々決勝)1-3〇 林高遠/王芸迪(中国)

■男子シングルス
張本智和(2回戦)〇4-1 A.クルマンガリエフ(カザフスタン)
吉村真晴(2回戦)〇4-1 リ ジョンシク(北朝鮮)

■女子シングルス
平野美宇(2回戦)〇4-0 S.スワルシュレスタ(ネパール)
早田ひな(2回戦)〇4-0 S.サファエイ(イラン)

■男子ダブルス
戸上隼輔/吉村真晴(2回戦)1-3 〇 梁靖崑/林高遠(中国)
及川瑞基/松下大星(2回戦)〇 3-1 K.T.ベ/Z.Y.C.チュー(シンガポール)

■女子ダブルス
木原美悠/張本美和(2回戦)〇3-0 D.バトバヤル/B.ウヴグンブルゲド(モンゴル)
平野美宇/長﨑美柚(2回戦)〇3-0 X.R.ウォン/J.ジョウ(シンガポール)