■第19回アジア競技大会中国・杭州(日本時間28日、杭州オリンピックスポーツセンター スタジアム)

男子サッカーの決勝トーナメント1回戦が行われ、“パリ五輪世代”U-22日本代表はミャンマー代表と対戦。佐藤恵允(22)、鮎川峻(22)が2ゴールを決めるなど7-0で勝利し、ベスト8入りを果たした。10月1日に行われる準々決勝では北朝鮮と対戦する。

予選リーグ首位通過の日本は、この日の先発は前回のパレスチナ戦からキャプテンの馬場晴也(21)を除いて10人変更。GKは小畑裕馬(21)、DFは馬場、今野息吹(22)、根本健太(20)、関根大輝(21)。MFは松岡大起(22)、重見柾斗(22)、佐藤恵允(22)、日野翔太(20)、角昂志郎(21)。FWは鮎川が起用された。

序盤は敵陣に攻め込むも決定機を作れない時間が続いたが、11分に左サイドから佐藤がペナルティーエリアでパスを受けると、フリーの状況に持ち込み、冷静にキーパーの動きをみながらゴール右へ先制点を決めた。ドイツ1部のブレーメンでプレーする佐藤は今大会初ゴール。

26分には鮎川が相手ディフェンダーがこぼれ球の対処にもたついているところを見逃さず、滑り込んで2点目。直後の27分は、縦のパスに佐藤が追いつくと、キーパーの股を抜くシュートを決め、佐藤は早くもこの試合2ゴール目。さらに34分には鮎川も2ゴール目を決め、4-0とリードを広げた。41分には左サイドからのクロスに走り込んだ角が合わせ、今大会初ゴール。前半は5-0で折り返した。

後半は攻撃のペースが少し落ちるも21分、途中出場の内野航太郎(19)が中央からの長いパスを受けると、そのままペナルティーエリアの外から右脚を豪快に振り抜き6点目を奪った。さらに後半28分、相手ディフェンスのクリアミスとなったボールを今野が後ろに送り、日野が左脚で流し込むと、相手ディフェンダーに当たって少しコースが変わり7点目が入った。最後まで試合の主導権を握った日本は、大量7得点を挙げ、守備陣も無失点と完勝を収めた。

日本代表は前回18年のジャカルタ大会では銀メダル。今大会は2010年広州大会以来、13年ぶりの金メダルを狙う。

またこの日、女子日本代表の試合も行われベトナムに7-0で快勝し、決勝トーナメント(準々決勝)進出を決めた。

【男子サッカーの日程】
9月20日(水):予選R vsカタール(3-1)
9月25日(月):予選R vsパレスチナ(1-0)
9月28日(木):決勝T1回戦 vsミャンマー(7-0)
10月1日(日):準々決勝 vs北朝鮮
10月4日(水):準決勝
10月7日(土):3位決定戦or決勝