■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間28日、杭州電子科技大学体育館)
フェンシング女子フルーレ団体の準決勝で日本は中国に29-45で敗れ、2大会連続の金メダルはならなかった。3位決定戦が無いため日本の銅メダルが確定した。
4人の内3人による総当たり戦(9試合)で行われる団体戦。9つの対戦を合わせて先に45ポイント取ったチームが勝利。前回2018年ジャカルタ大会で金メダルを獲得した東晟良(24、PEAKS)、宮脇花綸(26、三菱電機)、菊池小巻(26、セガサミーホールディングス)を擁する日本は個人戦で銀メダルを獲得した上野優佳(21、中央大)を加えた4人で挑んだ。
最初に登場した東、1ポイントを先制するもその後、5失点としてしまう。2番手の上野は1ポイントも奪えず1‐6とし、3番手の宮脇へ。次々ポイントを奪い8-11で3ポイント差に迫る。
一巡し再び東の出番もなかなかポイントが奪えず、9‐17と差がひらいてしまう。つづく、宮脇も差を縮められず、12‐21と9ポイント差。上野が8ポイントを奪うも、中国も7ポイントで中々、差が縮まらない。
三巡目なった第7試合の宮脇、第8試合の菊池、最終試合の上野は中国のポイントを上回ることができず29-45と大差で敗れた。3位決定戦がないため、日本は銅メダルを獲得、前回大会につづく金メダルはならなかったが、1986年のソウル大会(韓国)から10大会連続のメダル獲得となった。