オランダの半導体製造装置大手ASMLは、次世代半導体の日本国内の生産を目指すラピダスの新しい工場に技術支援を行うため、来年後半にも拠点を設けると明らかにしました。

ラピダスは次世代半導体の国産化を目指し、NTTやトヨタ自動車など日本の主要企業が出資して去年設立され、北海道の千歳市に新しい工場を建設する予定です。

半導体の製造工程で微細な回路パターンを基板に焼き付ける露光装置の世界大手ASMLは27日、ラピダスが新設する工場で生産技術をサポートするための拠点を来年後半にも設けることを明らかにしました。

ASMLでは、半導体工場が装置を利用する際に技術的な支援や機器の保守作業も請け負っていて、千歳市のラピダス工場には40人から50人程度の技術者を配置する予定だということです。