福島第一原発の処理水の海洋放出をめぐり、国連総会で日本と北朝鮮が激しい応酬となりました。

北朝鮮の金星国連大使は国連総会で、処理水について中国と同じく「核汚染水」と呼び、「人類の安全と海洋の生態系にとりかえしのつかない損害を与えた」と批判しました。

この発言をめぐって日本は反論し、北朝鮮と応酬となりました。

志野光子 国連次席大使
「処理水のトリチウムのレベルは定められた基準をはるかに下回っているとIAEAが確認し、公表している」

北朝鮮の代表団
「もしそれが“処理水”だというのなら、なぜ日本はその水を工業や農業に使わないのか」

また、北朝鮮の金国連大使は2023年について、「朝鮮半島とその周辺が核戦争の瀬戸際に近づく危険な年になった」と指摘。「自衛能力の強化を早急に加速する必要がある」と主張しています。