■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間26日、淳安界首スポーツセンター自転車競技場)

男子チームスプリント(1-2位決定戦)が行われ、日本は長迫吉拓(30、Dream Seeker Racing Team)、太田海也(24、競輪選手会 岡山支部)、小原佑太(27、競輪選手会 青森支部)で挑み、2006年ドーハ大会以来となる金メダルを獲得した。

予選を中国に次ぐ2位で通過した日本は1走、2走で中国にリードを許すも、3走の小原が逆転し優勝。日本記録には及ばなかったが42秒934の大会記録で4大会ぶりの優勝を果たした。

3選手は日本自転車競技連盟を通じてコメントを寄せた。
小原「アジア大会は、初出場初優勝で嬉しいです。ネイションズカップや世界選手権とは違う緊張がある戦いで楽しかったです。予選は中野選手で1回戦からの出場でしたが、むしろ普段より楽に走れた印象です。今夜は金メダルを抱きしめ寝ます」

太田「今回は、予選から3本走りました。予選で中国に僅差で負けましたが、1-2位決定戦では最後の最後で逆転できて、凄く良かったと思います。とても良い環境で準備ができて、今までにないようなプレッシャーも感じながら、1戦1戦しっかり戦えたと思います。チームスプリントで勝てましたので、この後のスプリント、ケイリンにも弾みになったと思います」

長迫「まず、率直に言って今日金メダルが獲れて嬉しいです。今日は、予選から各チームが強くて、特に中国が強くて、予選も1回戦もタイムで負けてしまいましたが、最後に優勝することができて嬉しいです。毎日の練習環境のクオリティの高さが、この金メダルに繋がったと思います」

予選で3走の中野慎詞(24、競輪選手会 岩手支部)「今回の初めてチームスプリントに参加しましたが、今回の優勝はいつも走っている本メンバーのお陰で優勝できましたので、みんなに感謝したいと思います。自分も小原選手のような走りをしなければ、このチームに加わることはできないと思いますし、小原選手と同じパフォーマンスを出せるように、技術や力を身に付ける必要があると感じました。チームスプリントで良い流れができたので、個人種目でも頑張ります」