天皇皇后両陛下はきょう午後、開発途上国から帰国した青年海外協力隊の隊員と懇談されました。

両陛下がお住まいの御所で懇談されたのは、スリランカやカンボジア、ガーナなど8か国の開発途上国に派遣された8人の隊員で、職種はコミュニティー開発、小学校教育や看護師、高齢者介護などでした。

宮内庁によりますと、両陛下は隊員からそれぞれ現地での指導内容について説明を受け、ガーナでブラックソープを作って販売する活動について、両陛下は「それは何から作るんですか」と質問し、「カカオの殻から作る」との答えに作り方などについても尋ねられたということです。

また、「もともと皆さんは日本でもそういう活動をされていたんですか」「協力隊に入り、得られた点は何ですか」などと質問し、1時間15分にわたって熱心に話を聞かれたということです。