三陸鉄道の今年度の決算見通しが26日、示されました。経常損益は開業以来最大の約7億1900万円の赤字となる見込みです。

これは26日に開かれた取締役会で報告されたものです。それによりますと補助金などの特別利益を除いた今年度の経常損益の見通しは、7億1900万円の赤字で1984年の開業以来最大となる見込みです。三陸鉄道は、車両やレールなどの修繕費、燃料費の上昇が赤字の要因と説明しています。一方、新型コロナによる行動制限がなくなったことで観光客の利用は回復傾向にあり、今年4月から8月までの運賃収入は、およそ1億6200万で去年の同じ時期から17.5%の増加となりました。三陸鉄道は今後、企画列車の運行などで観光客誘致を図る方針です。