市長「公表すると、逆に不安をあおってしまうと考えた」


(各務原市 浅野健司市長 9月19日)
「本当に市民の皆さんには(PFAS確認の)公表が遅れたことに、深くおわび申し上げる。事実を隠そうとしていたわけでは微塵もない。私の本当に判断のミスだと思う」

市長がPFAS検出を知ったのは2022年4月。岐阜県の行政指導で2023年7月に公表することになりましたが、それまで伏せたのは、不安をあおらないためだったと話します。
(各務原市 浅野健司市長)
「何をすればいいのか対応策もまだ何もない状況でしたので、それを市民の皆さんに公表してしまうと、逆に不安をあおってしまうと考えた。まずは水質の管理に努めようと指示を出した。今考えると、やはり飲んでいただく水ですので、PFASの数字が超過してすぐに公表すべきだったと深く反省している」

そして、しばらくは、このままの水を使ってもらうことになる点については。
(大石邦彦アンカーマン)
「リスクがあるかもしれない水道水を、みんな使わなきゃいけないわけじゃないですか。そこは市として対策をしていない ということにならないでしょうか?」
(浅野健司市長)
「国に健康被害の報告というのはきていない。どれだけ飲んで、どのような影響が出るのか、まだ研究も進んでいない。『水質基準』は満たしているので、心配な方は(自分で)浄水器を設置して飲料水としていただきたい」
(大石邦彦アンカーマン)
「浄水器も、ペットボトル買っても、それは個人負担ですよっていうことになるわけですかね」
(浅野健司市長)
「そうですね、そうなってしまいます」

これで市民は納得するのか。PFAS問題、本腰を入れた国の調査が必要となってきそうです。
2023年9月22日放送 CBCテレビ「チャント!」より