京都大学大学院准教授「一定の影響がある」
果たしてこの水は安全なのか。
訪ねたのは、PFASの影響を研究している京都大学大学院の原田浩二 准教授。

(京都大学大学院 原田浩二准教授)
「動物実験において、一定の影響があるというのがわかってきた。やはりそれは人でも、我々の健康にも影響しないかということで、脂質異常症、血液中のコレステロールが上がってしまうとか、生まれてくる子供の体重が低くなってしまっているとか、血液中のPFAS度が高い人たちでは、確率が上がってくると言われている」

国が目標値を設定したのは2020年と、つい最近で、人体への影響など、より慎重に対処すべきと話します。
(京都大学大学院 原田浩二准教授)
「PFASは我々の身の回りなど、産業を含めいろいろなところで使われてきた。ですので、その周辺で汚染が起こっているのか起こってないのかを、早く特定しないといけない」
(大石邦彦アンカーマン)
「各自治体に求められることというのは、まずしっかり調査をするということと、それを知ったら、隠さずに公表するってことですかね」
(京都大学大学院 原田浩二准教授)
「特に水道水は我々が普段口にするものですから、これについては義務ではないとはいえしっかり検査して、その結果を市民が知ることができるようにするのが重要だと思う」

問題発覚後、1000人以上の市民から電話が寄せられている各務原市。事実を伏せ続けたのは一体なぜなのか。直接市長に聞きました。