■アジア大会 3日目(26 日・中国 杭州アクアティクスセンター)

男子4×100mメドレーリレーの決勝が行われ、日本が3分32秒52で銅メダルを獲得。これまで日本は同種目で13個の金、3個の銀メダルを獲得していた。金メダルは3分27秒01でアジア記録を更新した中国。

予選を全体2位で通過していた日本は、1泳・入江陵介(33、イトマン東進)、2泳・日本雄也(26、株式会社アクアティック/近大クラブ)、3泳・松元克央(26、ミツウロコ)、4泳・中村克(29、イトマン東進)の布陣で挑んだ。

日本は5レーン。仕切り直しになったスタートで、1泳・入江が序盤から4レーン中国に遅れを取ると、3レーン韓国との2位争いとなる。2泳・日本が韓国に食らいつき両者リードを許さない展開。3泳・松元、アンカー中村も粘りの泳ぎを見せたが、韓国にわずか0秒47及ばなかった。

「銅メダルで終わってしまったというのは悔しい思いでいっぱい」とレースを振り返った入江。日本は「なかなか世界の壁は高いなと感じた」、松元は「今出せる力を4人で出し切ったと思うので3位という結果をしっかり受け止めてまた1位を狙って挑戦していきたい」と語った。アンカーの中村は「最後、韓国の選手と一騎打ちだとわかった。粘って勝ちきりたかったんですけどアンカーということもあり力が入ってしまった」と悔しさを滲ませた。

最年長の入江は5大会連続出場。今大会は100m背泳ぎ(銀)、50m背泳ぎ(銅)の個人種目で2つのメダルを獲得していて、これで3個目。アジア大会では自身通算17個目のメダルとなった。

その他、大会3日目の競泳は男子400m個人メドレーで男子のキャプテン本多灯(21、イトマン東京/日本大学)が競泳陣第1号となる金メダル、瀬戸大也(29・CHARIS&Co)が銀メダルを獲得。男子1500m自由形の竹田渉瑚(28、株式会社オーエンス)、女子400m自由形の小堀倭加(23、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社/湘泳会)が銅メダルを獲得した。

【男子4×100mメドレーリレー結果】
金 中国 3分27秒01 ※アジア新
銀 韓国 3分32秒05
銅 日本 3分32秒52