■第19回アジア競技大会中国・杭州(日本時間25日、XSC Stadium)

男子サッカーの予選第2戦が行われ、グループDのU-22日本代表はU-24パレスチナ代表と対戦し、2試合連続となる谷内田哲平(21)のフリーキックで1対0とパレスチナ代表を破り、2連勝。グループリーグ首位突破となった。

22歳以下の選手で臨む日本代表はパリ五輪代表へのアピールにもなる大事な大会。先発はGK藤田和輝(22)、DFは吉田真那斗(21)、山﨑大地(22)、奥田勇斗(22)、馬場晴也(21)、MFは谷内田哲平(21)、西川潤(21)、松村優太(22)、小見洋太(21)、山内翔(21)、FWは内野航太郎(19)となった。

2010年広州大会以来、3大会ぶり2度目の金メダルを狙う日本はカタール戦からメンバーを2人入れ替えた。前半は9分左サイドからクロスを上げ、逆サイドの松村がディフェンスの裏から飛び込みボレーもヒットしなかった。前半12分にはコーナーキックから吉田がフリーでヘディングシュートもクロスバー直撃でゴールならず。

前半17分には前線の内野が抜け出そうとしたところをパレスチナのディフェンスがファウル。レッドカードで退場、日本はゴール正面のフリーキックのチャンスを手にした。蹴るのはカタール戦でフリーキックを決めた谷内田。ゴール左隅に鮮やかに決めて日本が先制した。

しかし、前半26分、この試合初スタメンの山内が2枚目のイエローカードで退場、数的優位を生かせず10人対10人になってしまった。それでも攻め続けた日本だったがゴール前をがっちり固められたパレスチナのゴールをこじ開けられず前半は1対0で折り返した。

後半、パレスチナのカウンターに日本のディフェンスラインが崩され、浮き球のパスにキーパーの藤田が好判断で飛び出しパンチング。ピンチを防いだ。日本も再三、パレスチナのゴールに襲い掛かるが1点が奪えず、後半28分には左サイドの奥田から中央の日野が抜け出すがシュートが打てず。最後まで追加点が奪えなかった日本だが1対0でパレスチナを破り、ベスト16進出を決めた。

サッカー女子日本代表は予選第2戦でネパール代表と対戦。前半3分に東京五輪メンバーの塩越柚歩(25)の2試合連続ゴールで先制するとゴールラッシュ。前半14分に山本柚月 (21)、27分に上野真実(26)、30分に脇阪麗奈(24)、36分に大澤春花(22)と5選手がゴールを挙げた。

後半も15分に榊原琴乃(18)が2試合連続ゴール、31分には大沢がこの日2点目、後半アディショナルタイムには土方麻耶 (19)も2試合連続ゴール。女子日本代表は大量8点を奪い2連勝。2試合で16得点を挙げてグループ首位に立っている。28日にベトナム代表と対戦する。

【男子サッカーの日程】
・9月27日(水) or 28日(木):ラウンド16
・10月1日(日):準々決勝
・10月4日(水):準決勝
・10月7日(土):3位決定戦・決勝