鹿児島市の職員が、うその電話に騙され、市民の個人情報を漏らした事案で、市は偽計業務妨害罪で警察署に提出していた告訴状が受理されたと発表しました。

鹿児島市役所によりますと今月12日、市民税課に別の市役所の職員を名乗る人物から、「鹿児島市内に住む世帯の課税権の有無を確認したい」と電話がありました。職員は、1世帯2人の氏名などの個人情報を伝えましたが、その後、相手が名乗った職員は存在せず、うその電話と判明しました。

この事案を受け、市は「身分を偽った電話で無用な対応を余儀なくされ、業務遂行に支障が生じた」などとして、今月15日、偽計業務妨害の疑いで警察に告訴状を提出していましたが、22日受理されたということです。

市は「捜査で電話を掛けた人物を特定できれば、被害者の安全・安心につながる」としています。