春のセンバツ甲子園につながる秋の高校野球岩手県大会が22日開幕しました。24チームが出場し、東北大会出場をかけ熱戦を繰り広げます。

初日は2つの球場で1回戦4試合が行われました。このうち高校野球県大会初開催となる陸前高田市の楽天イーグルス奇跡の一本松球場では、第1試合で花巻北と水沢工業が対戦しました。
水沢工業は初回、1アウト1塁で3番キャプテンの佐藤琉羽彩が右中間を破るツーベースヒットで1点を先制します。一方、花巻北は2回裏、2本のヒットで同点に追いつきます。
1対1で迎えた3回表、水沢工業は相手のエラーと内野ゴロで2点の勝ち越しに成功。さらに2アウト2塁で5番・伊藤がセンターオーバーのスリーベースヒットを放ち、4対1と突き放します。その後、粘る花巻北に1点差まで追い上げられた水沢工業は8回表に打者一巡の猛攻で一挙9点を奪い、8回コールド、14対4で花巻北を下しました。

(水沢工 佐藤琉羽彩 主将)
「ピッチャーが頑張ってくれたのでバッター陣が応えられて良かったです。(次の試合は)簡単な試合にはならないと思うので我慢する所は我慢して取り切れる時に一気に攻めて勝ちきれるようにしたいです」

第2試合は大東が打撃戦を制し12対7で大船渡に勝利しました。

もう一つの会場、一関運動公園野球場の結果です。第1試合は盛岡商業が6回コールド10対0で一関一高を下しました。
第2試合は延長戦の末、花巻南が7対6で盛岡誠桜にサヨナラ勝ちです。

23日は2つの球場で4試合が予定されています。一関運動公園野球場では盛岡南対盛岡中央、一関工業対水沢。
陸前高田市の奇跡の一本松球場では盛岡大附属対水沢一高、盛岡工業対高田の試合が行われます。

決勝と3位決定戦は10月1日に行われる予定です。