岩手県滝沢市の中学生が21日、市内でヒツジを飼育する農家を訪れました。エサの準備や毛刈りを通して学んだのは、命の大切さです。
この農業体験は、滝沢市が中学生のキャリア教育の一環として行ったもので、滝沢南中学校の2年生210人が市内の12の農家を訪れました。
このうち生徒30人が訪れたのは、モンゴル出身のムンフバットさんが運営する食肉用やウール用に150頭のヒツジを飼育する農家です。
生徒たちは、およそ400キロもある干し草の塊をほぐしてヒツジの足元に敷き詰めたり、トウモロコシや麦の搾りかすを混ぜたエサを準備したりしました。
(生徒)
「こんなにも身近にヒツジが衣服とかそういうのに使われているんだなってわかって、ヒツジに関係することをもっと見つけていきたいなと思いました」
「ヒツジがもうちょい狂暴かと思っていたんですけど、なんか思ったより全然かまれることもなくて普通にかわいかったです」
参加した生徒たちはこのあと毛刈りも体験し、ヒツジの毛についた脂が化粧品などに使われている事も学んでいました。