今月から11月までは「健康立県にいがた推進強化期間」です。長岡市の企業では社員が健康になるため、あるユニークな取り組みを取り入れています。みなさん、一体どんな働き方をしているのでしょうか。

社員の健康づくりに取り組み顕著な成果を挙げているとして19日、長岡市のサカタ製作所が知事賞を受賞しました。

「健康経営」を実施しているというサカタ製作所。一体、どんな働き方をしているのか…

こちらの社員。座っているのは…バランスボールです。

【社員】「ふわふわしていていすとはまた違うので足に効いている感じがある」

また、こちらでは…
立ったままデスクワークができる昇降式の机が導入されています。

【社員】「(ずっと座っていると)腰とかも来るので立つと新鮮でいいです」

サカタ製作所では2018年ころから「社員の健康」を掲げ、健康経営に力を入れています。

ほかにも、「健康は歯から」という考え方で歯のホワイトニングをすると1500円の補助が会社から出るなどその取り組みは様々です。

【社員は】【社員】「ここに補助が出るんだという驚きがあったが出してもらえるのであればうれしい」
なぜこのような取り組みを始めたのか。きっかけは坂田匠 社長の13年前のある経験でした。
【サカタ製作所 坂田匠 社長】「心筋梗塞で東京で倒れてそのときの担当の先生から多くは望まないのでたった一点だけお願いしますとたばこをやめてくださいって言われたんです」

1日に2箱分のたばこを吸うヘビースモーカーだったという坂田社長。自身が倒れたことをきっかけに社員の健康を気遣い、禁煙が成功した社員を表彰するなど社内での禁煙を進めました。

そこから社員の健康増進について取り組みを始めたそうです。
【サカタ製作所 坂田匠 社長】「残念ながら私のアイデアは尽きました。ですが社員たちからどんどんいろんなアイデアが出てくるようです。それにいつも刺激をもらって応援していきたいと」

社員の健康が業績アップに繋がるのではと、サカタ製作所では今後もユニークな健康増進を進めていくということです。