棚田が「人の集まる場所」に
夢をかなえたい。棚田はいつしか、そういう人が集まる場所になりました。市内在住の山脇愛さんもその1人。ヨガの愛好家である山脇さんは和田さんからヨガをする場所に棚田を勧められました。勧められるままにやってみると、その魅力にとりつかれました。棚田に手足をつくと「大地から直接エネルギーをもらっている」ような感覚になるそうです。

山脇愛さん
「棚田に手足が触れたときに触り心地も気持ちよくて。いい香りのするハーブを私のヨガ棚田に植えて、私にとってのヨガ天国もここに作りたいです」
仲間を増やして、人だけでなく、棚田も元気にしたい、という思いもあります。
山脇さん
「ヨガ専用の棚田を作って、私は棚田の再生をヨガという形でたくさんの人と楽しめたらいいなと思っています」
「棚田マルシェ」にぎわう

8月26日、棚田にはにぎわいがありました。この日「棚田マルシェ」と呼ばれるイベントが開かれました。
犬の飼い主
「ちいちゃんお座りは?お座りお座り。まだよまだよ」
ペットと飼い主が楽しいひと時を過ごせる催しもあり、和やかな雰囲気に包まれていました。出店では、ハーブを使ったポテトフライやかき氷も販売されました。
下関市から来た人
「日ごろからバイクでよく来てるんですけど、たまたま通りがかったら祭りがあっておいしい食べ物があって景色もあってもう最高です」

日が落ち始めると地元の人によるギターのライブやファイヤーダンスも披露され、昼間とは違った大人の雰囲気が現れます。
棚田で「好き」を表現したい。気がつけば、仲間がそばにいる、そんな空間を目指しています。
和田さん
「みんなの好きを楽しめる場所がこの棚田であるように、そして荒れていた棚田が皆さんの笑顔で再生していくように願って日々活動しています」














