棚田×ペットで夢を実現

その1つが棚田のドッグラン。ペットショップにも勤めた経験がある、和田さんの夢でした。仕事としてペットの一生に関わることに悩み、ペットとの仕事はあきらめましたがペットと楽しく過ごしたいとの気持ちは持ち続けています。その気持ちが棚田と結びついたとき、こんなことを思うようになりました。「ペットに携わる」という、若い頃の夢を実現できるかもしれない。

和田さん
「今まであきらめてたり、やりたかったなということを棚田っていうフィールドはやり方1つ、自分の努力1つ、環境1つでもう一度挑戦できる場所なんだなって気付いて、パンドラの箱を開けてしまったみたいなね。やばいここすごいじゃんみたいな」

和田さんの愛犬ハルと散歩をしているのはボーダーコリーのルイ。取り組みに共感して「ドッグラン」を作った保存会のメンバー山本雄士さんの愛犬です。去年の11月から犬を飼い始めました。ルイは1歳で遊びたい盛り。しかし、市内には思い切り走らせる場所は少なく県内の遊び場を探していました。そんなとき、和田さんの構想を知りました。

山本雄士さん
「舗装の上と草が生えてるのとでは温度が全然違います。ルイに棚田行くよって言ったらリビングの中で飛び跳ねて」

クラウドファンディングで整備へ

害獣よけの柵を使ってドッグランを作りました。ハルはおもちゃを、ルイはハルを追いかけます。屋根つき休憩場所に足が洗える水場。まだ整備したい施設がたくさんあります。実現へ、クラウドファンディングで支援を募り、9月下旬の一般解放を目指します。

和田さん
「どんどんときめきを増やしていきたいんで、ハーブをここに植えて走ったら香りがするように、もっとときめくダイナミックなドッグランに仕上げていけたらなと思うんですけど」