東京・赤坂駅周辺で最後の1軒だった一般書店が閉店しました。街から書店が減り続ける一方、“新しい書店の形”が注目されています。

■「書店は街に必要か」 “出会い”を大切にしてきた書店が閉店 

6月17日夜、27年間の営業に幕を閉じた「文教堂 赤坂店」。周辺エリアの再開発計画に伴い、閉店となりました。

利用客(30代)
「やっぱりさみしいですね。たまにふらっときて店内うろついて『こんな本出ているんだ』と衝動的に買ったりとか、それも紙の本屋さんの良さかなと思う」

利用客(30代)
「会社に入ってすぐの時に会社関係の本を買いに来て、そこで頑張ろうかなと思った思い出がある」

赤坂駅周辺には一般書店が3軒ありましたが、この1年程で全て閉店に。

手作りのポスターには「赤坂駅周辺の書店が無くなる…」というタイトルで、こんな文言が綴られていました。

ポスターの文言
「本屋が無くなってしまいます。書店という業態は世の中に街に必要とされなくなっているのだろうか?

どんな思いでこれを書いたのか、本人に聞きました。

文教堂 エリアマネージャー 富田利之さん
「仲間と話している思いが、そのままにじみ出てしまったのかもしれません。やはりお店がなくなって辞めていったスタッフや仲間もいますし、業界を去っていった友達もいますし」

書店が無くなるさみしさを素直に綴ると、利用客からの書き込みが…


「No BookStore! No Life!!」
「また帰ってきて下さい。待っています…!」

閉店を惜しむ声。ここには街の書店ならではの“出会い”があるとスタッフはいいます。

「文教堂」赤坂店 コミック担当者
「なるべく新しい出会いがあるように他ではみられないような、でも面白いものを揃えたいと」


本棚を作るときも、「本との出会い」を大切にしてきたのです。

利用客の少年(12)
「ここにはたくさん感謝の気持ちがある。店員さんと話していく中で、買うときも心がこもっている。ネットだったら、ぽちっとマウス押せば買えるので(書店は)心の人と人のつながりがすごいかなと思う」