廃止が決まっている富山市の市営住宅「奥田団地」について、富山市は退去に合意しない1店舗に対し立ち退きを求める民事調停を申し立てましたが、調停が不成立に終わっていたことが20日の市議会でわかりました。
これは、20日の富山市議会の建設委員会で谷口寿一議員の質問に市が答えたものです。
富山市の市営住宅「奥田団地」を巡っては、耐震基準を満たさないことから取り壊しが決まっていて、立ち退きに合意しない1店舗に対し、富山市が今年4月、明け渡しを求める民事調停を申し立てました。

しかし、先月28日、調停は不成立に終わったということです。「奥田団地」は、鉄筋コンクリート造り3棟(むね)が並び1階部分に店舗が入居し、2階以上は住宅となっています。

現在、退去に合意していないのはこの1店舗のみで、市は、立ち退きを求める民事訴訟を視野に今後の対応を検討しています。
