今年の夏の猛暑は、SNSで話題となり根強いファンを持つ仙台発祥の、ある「名物鍋」にも影響を与えています。
斎太郎 本郷修司店長:
「海のものが特に安定しない。いつもなら、はらこ飯も始めているのですけど、今年は(材料が)少ないですね、見かけない」

その名物メニューが「痛風鍋」です。客のリクエストを受けて店が考案した鍋料理で、カキ、タラの白子、あん肝という痛風の原因と言われるプリン体を多く含む材料がふんだんに使われていることが名前の由来です。

SNSで話題となり多い日には1日に50食、シーズン通すと5000~6000食が出る人気メニューですが・・・。
斎太郎 本郷修司店長:
「例年だと10月1日からスタートなんですけど、今年はちょっと1日には始められそうにない感じ」

海水温が高い影響でカキやタラの入荷が遅れていることが原因です。予約の問い合わせも相次いでいますが、提供開始の時期は見通せていません。
斎太郎 本郷修司店長:
「主力商品なのでいつもの時期に出せないのは結構大きな痛手。遅れはするにしろ必ず今シーズン提供するので、予約のうえ来てもらえれば」
こちらの店では入荷の目途がつき次第、SNSなどで情報を発信し、予約を受け付けるということです。

いまも残暑が続いていますが、夏の猛暑の影響は秋になってもしばらく続きそうです。