去年4月、愛媛県新居浜市内の竹やぶに出産したばかりの赤ちゃんを放置し、殺害したとして、殺人の罪に問われた母親の初公判が松山地裁で開かれ、母親は起訴内容を認めました。

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殺人の罪に問われているのは、新居浜市のA女被告(当時)です。

起訴状などによりますと、A女被告(当時)は去年4月、新居浜市内の竹やぶの中で男の赤ちゃんを出産し、バスタオルで覆って水路に放置し殺害したということです。

松山地裁で開かれた19日の初公判で、A女被告(当時)は「間違いありません」と起訴内容を認めました。

その後の冒頭陳述で、検察側は、A女被告(当時)が2018年にも自宅のトイレで赤ちゃんを生み落としていて、今回の事件ではマッチングアプリで知り合った、交際相手とは別の男性の子どもを妊娠し、交際相手や家族にばれることを恐れ犯行に至ったと経緯を明らかにしました。

一方、弁護側は、A女被告(当時)に軽度の知的発達障がいがあるなどとして、20日の公判で精神鑑定を担当した医師への証人尋問を予定しています。

判決は今月27日に言い渡される予定です。