大槌町で16日、「曳き船まつり」が行われ、10年前に寄付を基に建造された定置網漁船「瀬谷丸」も海を巡りました。

 16日は祭りを前に、寄付をした横浜市瀬谷区の住民も出席して瀬谷丸の建造から10年を記念する式典が営まれました。
 寄付を募る団体の代表を務めた露木春雄さんは今後も支援活動を続けていきたいと話しました。
 曳き船まつりは瀬谷丸を含む漁船15隻が参加して、にぎやかに行われました。大槌湾内を巡る船の上で虎舞や鹿踊などの郷土芸能が披露され、盛り上げに一役買いました。
 瀬谷区民の支援に対して新おおつち漁協の平野栄紀組合長は「せっかくできた絆なのでこれからも深めていきたい」と話していました。