高知市の桂浜にある、坂本龍馬像のもとになった湿板写真が、16日から3日間特別展示されています。
懐に手を入れ、和服、ブーツ姿の坂本龍馬。慶応3年・1867年に長崎で撮影したといわれる有名な湿板写真です。
龍馬像建立のモチーフになった「坂本龍馬湿板写真」の本物が、高知県立坂本龍馬記念館で16日から3日間限定で展示されています。
湿板写真は専用の薬剤を塗ったガラス板をフィルム代わりとして撮影・現像する技術で、データ写真とは違い、写真の向こう側に人が実際にいるというリアルな写真を残すことができるのが特徴です。
▼高知県立坂本龍馬記念館 河村章代学芸課長
「ガラス版の向こうに実際に龍馬が立っていた、龍馬はこのガラス版を見ていたという、その歴史のリアルやロマンを想像しながら見ていただけたら」
訪れた人たちは湿板写真を通して激動の時代に思いをはせると共に、写真のリアルさを実感した様子でした。
特別展示は高知県立坂本龍馬記念館で今月18日までの3日間限定で行われます。














