高知県立のいち動物公園で先月誕生したマンドリルの赤ちゃんが、16日から公開されます。マンドリルといえば、色鮮やかな顔。でも、赤ちゃんのころはまだ色が薄く、可愛らしい姿なんです。

(リポート:坂根優菜)
「明日から公開されるマンドリルの赤ちゃんです。お母さんにぴったりくっついていてとってもかわいらしいです」

県立のいち動物公園で先月30日に生まれたばかりのメスのマンドリルの赤ちゃん。16日から一般公開が始まります。マンドリルは、西アフリカの熱帯地域に生息し、絶滅危惧種に指定されています。国内の動物園ではおよそ70頭飼育されていて、のいち動物公園では、赤ちゃんを含めて3頭になりました。マンドリルといえば赤い鼻筋の鮮やかな色合いが特徴ですが、誕生したばかりの赤ちゃんはまだ全体的に薄いピンク色。4歳から5歳ごろにかけてだんだん濃くなるということです。のいち動物公園によると、赤ちゃんは活発でわんぱくな性格。15日はお母さんに、ぴったりとくっつきながらお乳を飲んだり、人の動きを目で追ったりして過ごしていました。校外学習で訪れていた安田小学校の子どもたちも、興味津々の様子でした。

「かわいい」
「赤ちゃんがあんな怖いマンドリルになるなんて思わんかった」

(のいち動物公園 澤田紬 飼育係)
「マンドリルの印象として派手な顔つきと色合いを想像すると思うが、子どものころだからこそまだ色合いがない姿、大人と全く違う姿を楽しんでいただけたら」

赤ちゃんの愛称はリンゴ(両親の名前“リュウ”と“マンゴー”から)、ヤイロ(県鳥“ヤイロチョウ”から)、アネテ(マンドリルの生息地の公用語フランス語で“ある夏”という意味から)の3つの候補の中から選ばれることになっていて、応募箱が設置されています。マンドリルの赤ちゃんの一般公開は16日から。しばらくの間は午前9時30分から午後1時までの間見られるということです。