9月18日の「敬老の日」を前に、きょう15日は「老人の日」です。青森県内で100歳以上となる人は、15日の時点で820人と過去最多だった2022年に次いで過去2番目に多くなりました。青森県内最高齢は明治生まれの111歳の女性です。
職員の「アイちゃん」という呼びかけに和やかな表情でうなずくのは青森市の前田あいさん(111)。明治45年、1912年生まれで青森県内最高齢となる御年111歳です。「アイちゃん」と呼ばれ、入居する高齢者施設の職員からて親しまれている前田さん。
手に持ったポケモンに登場する“ゼニガメ”のぬいぐるみは、施設の職員からもらったお気に入り。以前までは大好きな「猫のぬいぐるみ」を持っていたということですが、古くなり、汚れてしまったことに気付いた施設の職員が「長生きしてほしい」という願いを込めて新しく贈ったものだとか。
80歳を過ぎるまで日本舞踊の家元として活躍してきた前田さん。いまは昭和の歌謡曲を聞くことを楽しみに穏やかな日々を送っているということです。
厚生労働省のまとめによりますと、青森県内で100歳以上の人は女性が737人、男性が83人のあわせて820人で、2022年に次いで過去2番目に多くなっています。