プラチナで焼き物を彩る独自の技術を持つ陶芸家山本一洋(やまもと・いちよう)さんの作品の展示会が高知大丸で始まりました。

山本一洋さんは長崎県出身の陶芸家で、「純プラチナ彩(さい)」と呼ばれる技術を独自で開発しました。

プラチナは、焼き物にはくっつかず、変色するため、彩色に使うのは難しいとされていましたが、何度も塗りと焼きを繰り返すなどの技術を確立し可能にしたといいます。

1つ1つ丁寧に彩られた作品はスペインの国立陶器博物館に招待展示されるなど、国内・海外で高く評価されていて、国内の百貨店での展示会は6年待ちの状態だということです。

近くで見ると、立体的に見せるために盛り上げてあるプラチナ彩の、吸い込まれそうなほどの細かさが分かります。

この展示会は9月25日まで開かれています。