公共交通への思いをのせた作品コンテストの審査会が開かれました。高知らしさが詰まった心温まる作品からは、公共交通の良さが伝わってきます。

鳴子に、高知城、はりまや橋に、坂本龍馬。バスから見える景色でしょうか?高知らしさが画用紙いっぱいに、鮮やかに表現されています。

この作品コンテストは、新型コロナの影響で厳しい状況にある公共交通の魅力や必要性を知ってもらおうという、高知県のキャンペーンの一環で開かれています。

2023年は、子ども絵画・川柳・キャラクターの3つの部門に合わせて1700作品を超える応募があり、142作品が一次審査を通過。14日は公共交通の大切さや高知らしさが表現できているかなどを基準に最終審査会が開かれました。川柳では、情景が浮かぶようなこんな作品も。

「夏休み 1人で行けたよ ばあちゃんち」

「バス停で 孫らの笑顔 待っている」

このほか、日ごろ世話になっている公共交通に感謝の気持ちを込めた川柳や車窓から眺める高知ののどかな景色を表現した絵画など作品からは公共交通ならではの良さが伝わってきます。

(高知県 交通運輸政策課 別府慶一課長)
「心温まる非常に良い作品が多かったと思います。作品を通して(公共交通に)触れて、見て、関心を持って、良さを知っていただき、利用促進につなげていきたい。学生さんや高齢者の方の生活手段として非常に重要なものだと思っていますので、引き続き持続可能な公共交通が実現できるよう頑張っていきたい」

入賞作品はとさでん交通の路面電車には10月21日からおよそ1か月間、土佐くろしお鉄道の列車には11月下旬以降、飾られることになっています。