全国トップとなっている高知県内の空き家率。大きな課題となっている空き家の活用方法について考えてもらおうというイベントが高知市で行われました。
三重県の企業=On―Coの主催で行われたこのイベント、市町村の職員や地域おこし協力隊員ら45人が参加しました。
県内には使用目的のない空き家がおよそ5万戸あり、住宅総数に占める空き家率は12.8%と全国で一番高くなっています。一方、県内で空き家を探すものの見つからず、移住を断念している人が3年連続で200件を超えているということです。
参加者はそれぞれが空き家の活用方法を考え、劇場の稽古場を商店街につくることや、福祉動物病院を開設することなど幅広い活用方法を発表しました。
(参加者)
「知り合いにだったら貸したいなという潜在的な方がいるかもしれないので、そういった方にアプローチする点でいうとすごく効果的な取り組みかなという印象を受けた」
参加者が考えたような空き家の活用方法について、イベントを主催したOn―Coは自社のホームページのほか、市町村の掲示板などに掲載することで、空き家の所有者と活用を考える人たちをつなぐきっかけになればとしています。
(On―Co 水谷岳史 代表取締役)
「大家さんの物件すごくいい物件だからこういう人に使ってもらったらいい活用ができるのではないかと、空き家ではなくいいお家を誰かこれから何かしたい人に貸しませんか、ということをお手伝いできたらと思っている。空き家が課題ではなくアプローチを変えてあげることをすると、もしかしたら課題が課題じゃなくなるかもしれない、解決に結びつくのではないか」
イベントは今後香美市や南国市のほか、大阪でも開催されるということです。














