高知県内は14日も大気の状態が不安定で、局地的に雨が降りました。蒸し暑い中、四万十市のトンボ自然公園では「ツリフネソウ」が花を咲かせ、秋のトンボも姿を見せています。
赤紫色のちょっと変わった形の花を咲かせているのは「ツリフネソウ」です。

四万十市具同のトンボ自然公園の池のそばに生えていて、花の形が吊るして使う“花挿し”に似ていることや、“帆かけ舟”をぶら下げたように見えることなどからその名がついたとされています。夏の終わりごろに花を咲かせますが、水辺や湿地などで姿を見ることはほとんど無くなりました。
その近くで葉や茎に止まり羽を休めているのは、赤トンボの一種「マユタテアカネ」。

夏から秋にかけて活動します。湿地や日陰を好みますが、雨の日には木陰や草の陰で過ごすということです。
(トンボと自然を考える会 杉村光俊さん)
「暑い中ですけど少しずつ秋が近寄って来ている感じですかね。赤トンボは基本的に田んぼが好きなんですよ。何種類かのトンボは少なくなりました」
トンボ自然公園では80種類余りのトンボの生息が確認されていて、秋には「ヒメアカネ」や「マイコアカネ」という赤トンボも姿を見せ始めるということです。














