幅広い年代で根強い人気のプラモデル。富山県南砺市で開かれている展示会には、世界でここだけでしか見られない非常に貴重なプラモデルが多く並んでいます。
南砺市井波地域にある井波彫刻総合会館では、プラモデルの特別展が開催されています。

会場には1950年代の木製キットから、1960年代から70年代にかけて販売されたプラモデルを中心におよそ700点が展示されています。


収集したのは元テレビ朝日のアナウンサーで旧井波町出身の松井康真さんです。



元テレビ朝日アナウンサー 松井康真さん:「いとこが持っていたカタログの後ろに今年度で生産中止の予定というのを見て、これは作らないでとっとかなくちゃいけないかなと思いはじめて作るのと、作らないでとっておくのと、小学5年生か6年生の時から始めたのがきっかけといえばきっかけです」

松井さんは小学生の頃から50年以上に渡ってプラモデルを集め。有名プラモデルメーカー「タミヤ」のコレクターとして世界で知られています。


コレクションのなかには、愛好家の中でも取り引きされることがほとんどない貴重な品々もあります。


製造したタミヤ本社でさえ残っていないという貴重な資料や模型などもあり、近いうちにタミヤに寄贈する予定です。





お客さん:「戦車系が結構あるので、なかなかにして楽しいですね、見ていて」

お客さん:「懐かしいHONDAのバイクとか、これ一人で集められた?凄いですね。ちょっと考えられないぐらいすごいですね」

また会場には、松井さんが2015年に取材した茨城県鬼怒川の堤防決壊を再現したジオラマもあり、模型で災害の大きさを伝えています。

元テレビ朝日アナウンサー 松井康真さん:「もう十分集めて楽しませてもらったので、もっと他の人に見てもらいたい。例えば5年10年たった場合、まるまるタミヤに寄付したい考えはあります。今回こういう風に展示をさせていただくことができて、多くの人に見ていただけたので、本当に幸せだなと思っています」


メーカーやコレクターの間でも貴重な模型や資料の数々は、50年以上かけて集めたコレクション。世界中でここでしか見ることができません。展示会は9月17日までです。


