スーパーで買った加熱調理用の生サケを誤って家庭で刺身として食べた女性がアニサキスによる食中毒になっていたことが分かりました。
山梨県衛生薬務課によりますと9月12日に峡東保健所管内の医療機関から、アニサキスによる食中毒が疑われる患者の届け出がありました。
患者は80代の女性で、保健所が調査したところ、7日にスーパーで加熱調理用の生サケを買いましたが、誤って家庭で刺身としてスライスして、午後6時ごろに食べていたことが分かりました。
そして、女性は食べてから約6時間後の8日午前0時ごろに嘔吐や腹痛を発症していました。
保健所は、症状や潜伏期間がアニサキスによるものと一致していること、患者の胃から摘出された寄生虫を検査したところ、アニサキスであったことなどから、家庭で生サケを不適切に調理したことによるアニサキスの食中毒と断定しました。
女性は既に快復しているということです。