クリーニングチェーン「ホワイト急便」を山梨県内で展開していた山梨県昭和町の会社が経営破たんしたことがわかりました。

帝国データバンクによりますと9月5日、甲府地裁から破産手続きの開始決定を受けたのは昭和町のハーティークリーニングです。

この会社は1988年に大手フランチャイズチェーンに加盟する「ホワイト急便山梨」としてスタートしました。

ピーク時には県内に直営店と取次店あわせて70を超える店舗を展開し、2006年12月期には年間およそ3億5100万円の売上高を計上していました。

その後、大型ショッピングセンターへの出店による賃料などの負担増加や新型コロナによるリモートワークの拡大で需要が減ったことなどから去年12月期の売上高はおよそ1億8000万円まで減少し、欠損計上が続いていました。

さらに、燃料高の影響も加わり事業の継続を断念し、8月31日に営業を停止しました。負債総額はおよそ1億8300万円です。

なお、8月末時点の直営店は16店、取次店は44店で、取次店の一部は山梨県笛吹市石和町の「せんたくクラブ」が権利を継承する予定です。

山梨県内の新型コロナ関連の企業倒産はこれで、25件目となります。