この日、会いに行ったのは、新発田市の地域おこし協力隊で有機農業や鳥獣害対策にあたるシバタコタローさん(60)。

研修会で知り合いになり、親睦を深める同業の間柄です。この日の話のテーマは、日常の話に始まり、いかに移住者を増やすかにも及びました。
【鈴木暁慈朗さん】
「今後PR活動をやっていく上で、手順というか、わからない、知らない」
【シバタコタローさん】
「ざっくばらんに、話せるような地元の長みたいな人がいると一番いいよね。長岡の地元でも、いっぱい話を教えてくれる人もたくさんいると思うから、そういう人に聞けば十分いろんな方向でPRの方法は探っていけると思う。とにかく楽しめってことかな、エンジョイですね」
収穫はあったようです。

【鈴木暁慈朗さん】
「新潟のこういったところが楽しかったんだよと、あらためて違う人々に楽しさを共有してもらえると、移住の促進とか、新潟県に遊びに来てくれる人が増えるのかなと思いました」
新潟に赴任し、技術取得に邁進したこの1年。そして感じた、鳥獣対策という仕事のPRの必要性。任期は残り1年半ですが、新潟県外からも仲間となる担い手を呼び込めるか、今後の活動にも期待です。

【鈴木暁慈朗さん】
「私たちのような若い世代というのも有害(鳥獣)捕獲の重要さというところを周知することによって、まずはどういったものなのかなと知ってもらうこと。そして興味がある人には狩猟免許の取り方や、有害捕獲への携わり方というのを教えていく必要があるのかなと思っています」
鈴木さん、地元の友達からは今の方が輝いていると言われるそうですが、本人は「きっと意欲的になれているからだろう」と話していました。鈴木さんのような輝く人材が増えてくれば、担い手不足の解消に繋がるのかもしれませんし、より新潟が元気になっていくはずです。